新宿・小平でパーソナルトレーニング指導をしている、中村武志です。
長年パーソナルトレーナーをやっていると、お客様の要望にうまく答えられない時もたまにはあります。
今日は、そんな失敗談をっ少しお話していきたいと思います。
お客様の要望は人それぞれあり、脂肪率を落としたいや筋肉をつけたいなど様々なご希望があります。
そして、中にはウエストを細くしたいという女性もいらっしゃいます。
じゃあ、トレーナーとしてウエストを細くしたい人に対してどんなメニューを組むかという事になりますが、最近ではいろいろなトレーナーさんがブログなどのSNSでも発信していますが、腹筋をしてもお腹はヘコまないし、ウエストも細くはならないという事ですが、これはどうなんでしょうか？
これに関しては、ぼくも一理あるとは思っています。そもそもトレーニングは筋肉を太くする行為なので、細くする事には繋がりにくいかなとは思います。
ただ、引き締めるという意味であれば効果がないわけではないかなと思いますし、最近では通常の起き上がるような腹筋運動はパーソナルでメニューに入れることは少なくなりましたが、トレーニングをやった感はあるので、お客様によってはやる事で満足感は得られるかもしれませんね。
さて、じゃあ何が失敗であったかというと、ウエストを細くしていく為にもちろん全身を万遍なくトレーニングをしていくわけですが、ポイントはやはり背中（広背筋）とお尻だと思っています。（細かいことはブログでもまたお話したいと思いますが。）
基本的にウエストを細くする為というような目的に関わらず、背中の種目はけっこうメニューに組み込んでいく事が多いのですが、この背中の種目を入れて意図しない筋緊張を招き、効かせたいところに効きにくくなってしまった事があります。
というのは、広背筋は骨盤から腕に付いています。
よく言われる効果としては、後ろ姿を逆三角にしたい人やもちろんウエストを締めたいなどの人だとは思いますが、先ほども言ったように広背筋は骨盤についているので、トレーニングをする事で、下背部が固くなりすぎて、骨盤を丸め（後傾）にくくなり、お尻のトレーニングをしてもお尻に効きにくいという結果にもなってしまいました。
お尻に効かせるには、なるべく収縮させた状態に負荷をかけたいので、骨盤を丸められないという事でお尻に効果的に刺激を入れられないというミスを招いてしまいました。
もちろん、この辺のミスも修正し、お客様にも納得はして頂きましたが、こういった経験をしながら成長していくんだなと思います。
プロとして対価を頂く以上、基本的にはこんな事はないほうが良いですが、起きてしまった時に、信頼関係のもとしっかりと対応することも大切ですね。
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