歩いてますか?


荒川区の西日暮里にある、パーソナルトレーニング&ストレッチスタジオ「Third base 西日暮里」の小原麻里です。

 

男十里 女九里

江戸時代の旅人が歩いた距離だそうです。メートル法になおすと十里が約40km九里が約36km。

先日玉藻の前を読んでいて、子供が京都の山科から清水まで毎晩歩いて通っていた。という描写があり、え?車ないのになんでそんな移動してるの?と不思議に思って調べてみたら昔の人はそんなに歩いていたようです。玉藻の前は平安時代を舞台にしたお話ですが。

歴史の授業のかすかな記憶によれば大名行列にしろ旅芸人にしろそんなに今のように栄養状態はよくなかったはず。

ましてや疲労回復効果を高めるサプリメントなんてないのにすごいですよね。

 

最近はテレワークも定着し始めて40kmどころか家から一歩も出ない。という日が珍しくない人も少なくないのではないでしょうか。通勤をしている方でも都会なら交通の便が良いし、田舎だと車生活だから歩く量って本当に少なくても生活できる時代になりました。

 

なぜ歩くことを今回テーマに選んだか、それは実は健康のためだけでなくボディメイクをするためにも歩くことはとても有効なのです。

瘦せたい!とおもってランニングを始めたものの、続かず断念。今年も身体のラインが隠れるようなワンピースで過ごそう。

と思っている方にこそ少し意識して日常生活での活動量を増やすこと。つまり歩くことをお勧めします。

歩くというと「一日一万歩」を目標にしなければ、というイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。

実は令和元年の厚生労働省の調査によると成人男性で平均6,793歩、成人女性で平均5,832歩が一日の歩数であると報告されています。

こちらは平均の値ですので普段デスクワークの方はもっと少ないかもしれません。

また、この調査は新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年、令和3年には実施されていないので在宅勤務の方が増えた現在はもっと歩数は減ってしまっている可能性があります。

ほとんどのスマートフォンに万歩計の機能が搭載されていますのでぜひご自身が今日どのくらい歩いたか確認してみてください。

 

Third baseではもちろん1万歩歩くことができるのであれば推奨しますが、まずは7,000歩から8,000歩を目指しましょうとお伝えしています。

はじめは意識しないとなかなか達成することが難しい歩数ではありますが、少し工夫をすれば無理ではない歩数です。

在宅勤務の方であればお散歩など外出する習慣を取り戻すように意識することも必要かもしれません。

通勤をされている方であればいつもと違う道を歩くのも楽しいと思います。

お休みの日にネットショッピングをされている方は街に出て買い物をするのも良いと思います。

服やメイク用品もいつもと同じようなものをネットで買うのではなく実際にお店に行って試してみると今まで挑戦したことがなかったものが似合っていたり、こんな服を着てみたい!こんなメイクをしたい!などといった意欲も湧いてくるかもしれません。そうすればダイエットやトレーニングの目標も保ちやすいですよね。

 

また歩くことは考えごとをするためにもよいです。

ドイツのハイデルベルクには哲学の道という通りがあり、ドイツの哲学者ゲーテも考えごとをする時には散歩に出かけていたそうです。日本の京都にも哲学の道があります。京都大学の教授だった哲学者の西田幾太郎が歩いていたそうです。春になると桜を見に来る人も多いですね。

ドイツ人の友人もよく行き詰ると散歩に出かけていました。

 

歩くことは健康や美容にとって様々な面で良いことがたくさんあります。

また日常生活での活動量として歩くことが習慣となればリバウンド予防にも効果があります。

特別な運動としてウェアを揃えて走ったりはハードルが高かったり、続かないという人はまず歩くことを意識してみましょう。

これからの時期は熱中症にも気を付けてこまめに水分補給も忘れずに!

Third baseがある西日暮里の近くは夕焼けだんだんや谷中銀座などなど歩いて回るのが楽しい場所です。

西日暮里駅が最寄駅ですが少し歩くと日暮里駅も利用できます。トレーニング前後の予定などに合わせてお散歩をしたり日暮里駅から電車にのってみたりするのもいいかもしれません。美味しそうなお店には注意ですよ!

我々トレーナーも皆さまの運動習慣やダイエットを少しでも楽しく続けていただけるようサポートさせていただきます。

 

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