絵を描く時に意外と重要な姿勢


荒川区の西日暮里にある、パーソナルトレーニング&ストレッチスタジオ「Third base 西日暮里」の小原麻里です。

 

私はトレーナーやダンサーとしてだけでなく、絵画モデルとしての活動もしています。

先日もモデルのお仕事をしていたのですが、ふと気づいたことがあります。それは

みんな姿勢が綺麗!

仙骨を立てて座っている方がほとんどでした。絵の描き方によっても変わったりもするかと思うのですが、座る姿勢が多い会社勤めの方は作業時の姿勢から猫背になってしまっている。というお悩みを持つ方が多いので同じように座って作業をすることが多い画家さんの姿勢が綺麗なのは私にとっては凄く意外な気付 きでした。

ただ画家の皆様立つと割と普通で、描いてる最中の姿勢が綺麗なんです。

書道の授業では姿勢って作法として習った覚えがあるのですが、美術の授業ではそんな覚えないぞ。

と疑問をつぶやいたら先生方が教えてくださいました。私自身は絵を習ったことはないのですが先生に伺ったり、ポーズ中に聞いていた話しを引用します。

 

まず、絶対にいい姿勢である必要はないそうです。

ただ、モデルさんなどの対象を見る視点を”固定”することが重要だそうです。

その際に猫背でも視点の固定が出来れば問題はないですが、一般に背筋を伸ばした方が視点を固定しやすい。とのことです。

 

そして、トレーナーらしい視点だと仙骨を立てて座った方が猫背より身体への負担が少ないんです。

背骨を積み木のように考えると、一つ一つを形に沿って乗せていけば上手くバランスが取れます。

しかし猫背のようにc字の形に積み上げ、最後に一番重たく、丸くて動きやすい積み木を乗せようとすると手を放すと崩れそうになりますよね。

その手の支えが人体だと筋肉、特に一番重たく動きやすい頭を支える首周りの筋肉や、大きく曲がっている腰回りの筋肉の仕事になります。

また、血液の流れにとってももっとも流れやすい身体の配置ではなくなってしまうので渋滞のようになってしまいます。

そうすると肩こりや腰痛に繋がると想像していただけると思います。

教室などでのデッサンは時間が決まっているので時間内に出来るだけ描きこみたい。

でも身体の痛みや血流の悪さが集中力にも影響を及ぼす可能性があります。

 

そう考えるとたとえ背筋を伸ばさなくても視点を固定することが出来たとしても、姿勢をよくした方がいい事が多いように思いませんか。

 

姿勢を改善するため、身体への負担が少ない姿勢を維持するためには体幹のトレーニングが有効です。

特にピラティスは姿勢改善に有効なだけでなく、背骨を動かすエクササイズも多いです。

モデルさんを見ていて背中の描写が難しいと感じる方も多いとは思いますが実際にご自身の身体を動かしてわかることもあるのではないでしょうか。

こんなところこんな風に動くのか!と気付くとモデルさんのポーズがどうなっているのか解明しやすいかもしれません。

 

また、ウエイトトレーニングでもトレーニング時の姿勢の維持はトレーニング効果をしっかりと引き出すために重要です。

そして意外にも重りを持つことで身体の軸を感じることが出来るので筋力はもちろん必要ですが、よい姿勢を意識することが自重よりも簡単になることもあります。

 

Third baseではウエイトトレーニングもピラティスも受けることが出来るパーソナルトレーニングスタジオです。

また、他のパーソナルトレーニングジムの倍以上ストレッチに時間をかけます。

それはいくらどんな姿勢でトレーニングをすべきかわかっていても、その姿勢を維持するために必要な柔軟性がないとそもそもその姿勢にはなれないからです。

準備運動としてだけでなく各トレーニングに適した姿勢をとりやすくするためにまず道具を使って身体をほぐしたり、ストレッチをして柔軟性を引き出し、またその時にどのトレーニングをすべきか我々は確認し、より効率的にかつ、安全にトレーニングを行います。

 

絵を描くだけでなくきっとパソコンなどの事務作業も綺麗な姿勢の方がいい事はたくさんあるはず。

どなた様にもいい影響があると信じています。

 

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